リスなどの森の生き物はどんぐりをおいしそうにどんぐりを食べますよね。
リスたちと同様に、どんぐりは人間にとってもよい食材なのでしょうか?
というわけで今回は、食用どんぐりの味や栄養、さらに近年話題のどんぐりのデトックス効果について特集します。
どんぐり食に興味のある方は、この記事をご覧になってどんぐり食を始めてみてはいかがでしょうか。
食用どんぐりについて
そもそも「どんぐり」とはどのような植物なのでしょう。
実は、「どんぐり」という名の植物は存在しません。
では「どんぐり」とは何なのかというと、ブナやシイ、コナラ、クヌギなどの数多くの植物の種子の総称なのです。
これらの植物の種子には毒があるわけではなく、食べようと思えばすべて食べることができます。
しかし、多くの種類がアクの主成分「タンニン」が多く含まれいるため、アク抜きが不可欠。
そんな中で、あく抜きなしでも食用に向いているどんぐりは「シイの実」です。
「スダジイ」「ツブラジイ」「マテバジイ」などのシイ類の種子は一般にタンニン含有量が少なく、おいしく召し上がることができます。
食用どんぐりの味は美味しい?【食べ方も】
どんぐりの味とは一体どのようなものなのでしょう。
先ほど述べたシイ類のどんぐりはアク抜きをせずに、軽くフライパンで炒めるのみで香ばしさとモチモチさを楽しめます。
さらにお好みに合わせて塩をふりかけると、秋の味わいとなるのです。
しかし、一般的などんぐりはアクが強いので、アク抜きを済ませた「どんぐり粉」として召し上がるのが普通でしょう。
どんぐり粉はどんぐりを天日干しにしたものをミキサーで粉末にし、アク抜きをしたものです。
この「どんぐり粉」は、10~40%の分量で小麦粉に混ぜて使うことで、パンやホットケーキ、クッキーなどの料理にすることができます。
どんぐりの味わいが活きた香ばしい生地ができるのです。
食用どんぐりの栄養価は高い?
続いては、どんぐりの栄養価について見ていきます。
どんぐりは自然界では重要な栄養源です。
リスなどの森の生き物がどんぐりを好き好んで食べるのは皆さんご存知でしょう。
リス以外でも、ウサギや鹿、キツネなどの動物は、どんぐりを食べることで知られています。
では、人間にとってどんぐりはどれほどの栄養があるのでしょうか。
なんと縄文時代にはどんぐりは人類にとっての主食でした。
どうやらどんぐりの栄養価は人類から見ても優れているようですね。
実際には、炭水化物が68%、脂肪が18%、タンパク質が6%という具合に栄養が含まれています。
さらには、「アコニック酸」という成分がどんぐりには含まれているのです。
アコニック酸という成分は、体内に蓄積された銅やカドミウム、鉛といった重金属イオンなどの有害物質の排出効果があります。
どんぐりは優秀なデトックス食品ということになりますね。
食用どんぐりが販売されている場所は?【ネット通販で買える?】
「食用どんぐり」はなかなか売られているのを見かけませんよね。
Amazonや楽天を検索してみても、果実そのものが売られている商品は見当てりません。
しかし、先ほど紹介した粉末状の乾燥品「どんぐり粉」なら、ネットショッピングでもたくさん売られています。
この「どんぐり粉」は小麦粉と混ぜ合わせることで、より香ばしい味わいのパンやケーキ、クッキーを作ることができる食品です。
そのためお菓子作りが趣味の人には打って付けの食材となります。
どんぐり粉が食卓にあると、様々な香ばしい料理を作ることが可能となるので、ぜひ通販で購入して、キッチンに1つは用意したしいものです。
どんぐりを拾ってどんぐり図鑑で、調べてみよう
日本のどんぐり、そして海外のどんぐりまでが記載されています。
どんぐりは多種多様で、様々な形や大きさのどんぐりがあります。
拾って図鑑で調べて、その後は調理するところまでがどんぐり拾いですよ。
まとめ
今回は森の果実の定番「どんぐり」についての特集でした。
どんぐりは森の様々な生き物たちの栄養源となっているため、高い栄養価が期待できます。
さらに、人間にとってありがたいのは栄養だけではなく、小麦粉に香ばしさを与える食材でもあるのです。
どんぐり粉を混ぜたパン、ケーキ、クッキーを試してみてください。
どんぐりの香ばしさで幸せになること間違いなしです。
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