はちみつは栄養価が高いことで評価を得ており、健康食品として大変な人気を誇っています。
そんなはちみつですが、実は殺菌効果もかなり強く、雑菌が繁殖して腐ることがないのですよ。
ということは、はちみつは腐ることがなく、賞味期限もないということになってしまいます。
しかしそれは本当なのでしょうか?
ぜひご覧くださいね!
はちみつに賞味期限はある?(未開封の状態では?)
まず、はちみつの賞味期限についての概要を説明します。
はちみつは殺菌力の非常に高い食品であり、糖質もかなりの濃度で含まれている食品です。
ということは、「はちみつは基本的に腐らない」ということになりますが、実際の賞味期限はどうなのでしょうか。
結論から言うと、はちみつには賞味期限があります。
なぜなら、日本では法律によって「おいしく食べられる期間」の意味での賞味期限表示を義務付けられているからです。
そのためはちみつの賞味期限は、安全面よりも法律に従う意味合いが強いのです。
賞味期限表記がない!海外のはちみつの賞味期限は?
日本の場合は賞味期限表示が義務付けられており、はちみつには必ず賞味期限の表記があります。
では海外の場合、賞味期限はどうなのでしょうか。
日本と他の国では法律が異なるため、海外のはちみつには賞味期限記載がない場合が多々あります。
よって、賞味期限表記がない海外のはちみつには「賞味期限がない」というよりは「賞味期限という概念自体が存在しない」ということなのです。
賞味期限表記がないはちみつは、法律の違いにより産まれているのです。
賞味期限後のはちみつは食べられる?
では、先ほど紹介したような形で法律によって表示が義務付けられた賞味期限を過ぎてしまったはちみつは食べても安心なのでしょうか?
実は、はちみつは腐ることのない食品なのです。
その理由は、はちみつは大変殺菌力のある食品であり、しかも多量の糖分が溶け込んでいるため雑菌が繁殖できないからです。
賞味期限は法律により定められた形式的なものであるため、これを過ぎたからと言って食べられなくなってしまうわけではないのです。
はちみつの賞味期限は3000年!?
賞味期限はただ単に法律に基づいて表記されている形式的なものであることが分かりました。
形式的ではない本当の「食べられる期間」としてのはちみつの賞味期限は一体どのくらいのものとなるのでしょう。
考古学の世界では古代エジプトの墓から約3300年前のものと思われるはちみつが発見されましたが、品質には問題がなかったのです。
適切に保管さえしておけば、はちみつには性質上雑菌は繁殖しないので、3000年後であったとしても十分食べられる品質となります。
はちみつが白い!それ食べて大丈夫?
はちみつは長期間保存していると白くなってしまうことがよくあります。
そのような状態になってしまったとしても食べることはできるのでしょうか。
実はこの白い固形物ははちみつに含まれている糖分が固まることにより固形化して析出したものなのです。
そのためはちみつが白くなって固まったとしても、品質にはまったく問題がありません。
この固形物はグルコース(ブドウ糖)などの糖類の結晶であるため、カビのような人体に有害でも何でもないのです。
はちみつが黒い!それ食べて大丈夫?
はちみつが黒くなってしまった場合の品質は大丈夫なのでしょうか?
はちみつが黒くなってしまうのには2つの原因があります。
1つははちみつに含まれる糖分がカラメル化してしまうことではちみつが褐色に変色してしまう場合。
もう1つは糖分がはちみつのタンパク質と結びつくことではちみつが黒く変化してしまうパターンです。
どちらの場合でも成分が単に変化しているだけなので、腐っているわけではないため安心して食べることができます。
はちみつが分離してしまった。戻す方法は?
はちみつは寒いところなどに保管しておくと、糖分が凝固することにより分離してしまいます。
しかしこれは単なる分離であるため、はちみつが腐っているというわけではありません。
一度はちみつが分離してしまったとしても、45℃から60℃までくらいの温度で数分置くことで戻すことができます。
その方法としては、湯せんがベストでしょう。
30分から1時間ほど45℃から60℃の熱いお湯につけていれば、糖分の結晶はしだいに溶けていくので、はちみつを元通りにすることが可能なのです。
電子レンジで気楽に温めて戻す方法もありますが、この方法は温めすぎに注意しなければなりませんし、プラスチック容器のまま電子レンジに入れるのは危険です。
そのことから、湯せんで戻すのが一番よいと言えるでしょう。
はちみつの正しい保存方法
はちみつは大変殺菌力に優れていて、糖分の含有量も申し分なく多いため、保存方法さえ正しく守っていれば3000年もの賞味期限を持たせることも可能です。
先ほど述べたようなはちみつの凝固は、振動や温度差などの「刺激」が原因で起こってしまいます。
そこで、正しい保管の秘訣ははちみつに刺激を与えないように保管することです。
食器棚などに保存しておくときは、人目にさらさせることのない高い位置に置いておくのがよいでしょう。
高い位置に保管することで、はちみつに暖かい空気が回りやすくなり、はちみつが分離してしまうのを防げるのです。
はちみつは栄養価にも優れているので、正しく保存方法を守って安全に召し上がれるようにしておきましょう。
はちみつ人気おすすめ8選
純度100%のヒマワリはちみつ!
7月にイタリアのピエモンテ州、ロンバルディア州、エミリア=ロマーニャ州の3つの州で採取された100%ヒマワリのはちみつ。
歴史のある養蜂農家BREZZO社提供の爽快な香りと甘さにクリーミーな舌触りを合わせ持つこのはちみつは、イタリア国内のみならず世界各地で愛されています。
国産である点がなんといっても魅力!
多種多様な花が咲き乱れる春先にミツバチに集められた、春の季節が感じられる「国産 百花蜂蜜」。
熟蜂蜜・100%天然蜂蜜・非加熱の3項目にこだわり抜かれた「生きたはちみつ」です。
九州地方~中国地方で採取されたはちみつで、舌触りまろやかな香りやうま味が特徴となっています。
ハンガリー産 はちみつ はちみつの女王!
白く固まりにく、しかもあっさりした味わいが特徴のハンガリー名産のアカシアはちみつ。
2kgの大容量なので単体ではもちろん、料理の調味料としても継続的に利用できます。
皮膚や粘膜への効果が知られているビタミンB群およびビタミンCが豊富で、栄養価にも優れているものです。
天然非加熱!手回し機で絞り出した無添加の生はちみつ
非加熱無添加のアカシアはちみつ。
香りが上品でクセがなくさっぱりとした味わいとなっており、後味も喉に絡みつくようなしつこさがなくスッキリとしています。
非加熱かつ無添加であるため、はちみつそのものの殺菌作用やグルコン酸のビフィズス菌を増やす作用がそのままに!
メキシコ産、アルゼンチン産と国際色豊かなはちみつ
メキシコやアルゼンチンの自然豊かな大地で集められたはちみつを、時間をかけて採蜜してできた商品。
1kgサイズなので毎日使ってもすぐに無くなっててしまう心配はありません。
北米そして南米の大自然のはちみつをたっぷりと味わいたい人にオススメの商品です。
「健康活性力」に優れたマヌカハニー!
かの有名なニュージーランドの高級はちみつ「マヌカハニー」です。
この商品はモラン博士による承認を得ていて、マヌカハニー独特の殺菌力により確実な健康効果を得ることができます。
このマヌカハニーの味はというと、なめらかで濃厚、まるで生キャラメルかのようにしっとりとしたものです。
山田養蜂場の海外産はちみつ
巣箱からそのまま採れた感動の風味を味わえるルーマニア産のアカシアはちみつ。
香りと味を守り抜くべく、充填の際に高温にしすぎないような製法を守ったりと、かなり丁寧に作りこまれた商品。
ルーマニアではアカシアの花が咲き続ける!このはちみつは糖度が高くて濃厚な仕上がりとなっています。
みかんから採れた濃厚はちみつ
紀州有田のみかんの木に咲いた花から採取した純粋みかんはちみつ。
みかんの花から採れた「はちみつ(みかん蜜)1.2kg」は、ほんのりみかんの風味がする新感覚のはちみつです。
濃厚であるにもかかわらずあっさりとした味わいから、何度も購入するお客さんもいるほど人気の高い商品となっています。
まとめ
はちみつの賞味期限およびはちみつを食べることの安全性についての記事でした。
はちみつはその高い殺菌力と糖度から、繁殖する雑菌が原因で腐ってしまうということがありません。
またはちみつに含まれる成分が変化することにより見た目の変化があったとしても、それは腐っているわけではなく、品質にはまったく問題がないのです。
正しく保管しておいしくはちみつを食べましょう。
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