はちみつの歴史は実は古く、1万年以上も前から人々に愛されてきたのだそうです。現在、日本で販売されているはちみつのほとんどは輸入品で、国産はちみつの国産自給率はわずか6%程度。しかも、蜜源と養蜂家が少ない日本において、国産のはちみつが市場に出回る量は少ないのです。また、スーパーでリーズナブルに売られているはちみつの多くは、加熱され添加物の入ったものがほとんどなんです。
外国産はちみつと国産はちみつの違い
市場に出回るはちみつには検査基準があります。外国産と国産はちみつの大きな違いは水分量といわれていて、外国産のはちみつは水分の含有量が21%以下、国産のものは23%以下と定められています。外国産のはちみつが濃厚に感じられるのは、水分含有量の基準の違いといえるでしょう。国産はちみつは採れる量が少なく市場に出回りませんが、各地で愛情をこめて作られています。ここでは、そんな国産はちみつについてご紹介します。
人気度で選ぶ
どのはちみつを選んだら言いか分からないという人には、やはりみんなが買っている人気のはちみつがおすすめです。日本で作られているはちみつですから安心度もありますし、内容量も500gとそこまで多くはありません。ですから、とりあえずはちみつを買いたいけど、どれを買ったら良いか分からない人におすすめです。
百の花から採れた風味豊かなはちみつ
レンゲや菜の花といった、たくさんの花から採れた九州のはちみつ。「百花蜂蜜」とは、百の花から採れた蜜という意味で、季節や場所、気候によって多彩な味が楽しめるのが人気のポイントです。完全に熟した状態になるまで採蜜を待つことで、無添加で加熱濃縮をすることもなく、完熟の状態での出荷を実現している、こだわりぬかれたはちみつです。
非加熱を選ぶ
加熱をしていない本来の味や風味を楽しみたいという人におすすめです。本来のはちみつというのは、加熱をしていません。加熱をしてしまうと、風味が飛びえぐみが出てしまいます。栄養価としても、本来の栄養素を十分に発揮できなくなってしまいますので、加熱よりは非加熱の方が栄養価の面でも、味わいの面でも優れているというのは間違い無いでしょう。
無農薬農園で採れる非加熱純粋生はちみつ
大阪府太子町にある無農薬農園による、上質な国産はちみつです。巣箱のなかでじっくり熟成させることで、非加熱で深い味わいに。また手作業で2度濾しして不純物を取り除くので、雑味のないスッキリとした味になります。蜂の生育環境にも配慮。健康な蜂から生まれるのはちみつなので、ビタミンやミネラルなどの栄養分が豊富なのです。
オーガニック(無添加)かどうかで選ぶ
やはりはちみつを買う時に、添加物が入っていないオーガニックのものが欲しいという人は多いでしょう。自然の中で健康的に育った蜂が集めたはちみつが一番添加物が入っていなく、無添加でしょう。加熱もしていませんから、はちみつ本来の風味と味を楽しめます。
150種類もの栄養素がぎっしり詰まった非加熱の純国産はちみつ
自然のなかで健康的に育った蜜蜂が集めた蜜を、完全完熟させたもの。加熱をすると栄養素が飛んでしまいますが、非加熱の生はちみつなので、天然の酵素やビタミンB・C群をはじめとする栄養素がなんと150種類以上含まれています。甘くておいしい上に砂糖と比べてカロリーが約25%も少ないため、毎日の料理などに使用すればカロリーカットもできますね。
アカシアを選ぶ
はちみつを選ぶ時にアカシアという言葉を聞いたことがあるでしょう。アカシアとは、寒い地方に生息しているマメ科の植物で、白い花を咲かせます。アカシアはちみつは上品な味わいでスッキリしていて、はちみつが少し苦手な人でも美味しく食べることができます。癖がないので、料理やお菓子など様々な使い道があります。
アカシアの木から採蜜された純粋天然はちみつ
群馬県沼田市で採蜜された、アカシアの高級はちみつです。群馬県はもともとアカシアの木が多いのですが、なかでも沼田市に集中しています。花の最盛期には、蜜蜂がアカシアに集中するので、純度の高いアカシアはちみつが採取され、良質なはちみつができあがります。完全非加熱・無添加なので安全安心。純粋の天然はちみつです。
量の多さ(1kg)で選ぶ
毎日はちみつを欠かさず摂っているはちみつ好きの人には、大容量がおすすめです。少量から買うよりコスパがいいですし、何回も買い足す必要がないので、手間がかかりません。一度買えば、数ヶ月ははちみつを買う心配はありません。
毎日飽きずに楽しめる、大容量の百花はちみつ
日本各地のレンゲの花や菜の花、山の花など多彩な花から採れたはちみつです。くせがなく、舌触りがまろやかなので、毎日飽きずに楽しめるほか、料理に使っても邪魔をしません。1kgもあるので、いろいろなシーンで毎日のように使っても充分な量になっています。季節や気候によってさまざまな味が楽しめる百花はちみつ、ぜひ常備して使ってみてください。
安さで選ぶ
はちみつが欲しいけど、値段がきになるという人におすすめです。初めは値段が安いものから、試してみるのがやはり良いでしょう。初めは安いのを買って、もっと欲しくなったら大容量を買えばいいですし、はちみつが好きになったら、アカシヤや非加熱のものなどより質が高いものを買ってみても良いでしょう。
春の野山から採れた高品質な百花はちみつ
安さで国産のはちみつを選ぶなら、秋田屋の国産百花はちみつはいかがでしょうか。ハゼ、シナ、ソヨゴといった春の野山に花を咲かせている小さな花々からとれた、味わい深いはちみつです。いろいろな花から採取された蜜なので、花の香りと風味が豊かで、まろやかなコクが楽しめます。品質管理部門でしっかりとチェックされているので、高品質でおいしいはちみつだけが出荷されています。
高いけど高級な物を選ぶ
はちみつの質は妥協したくないいう人におすすめです。加熱から非加熱、アカシアや安価なものなど様々なはちみつをご紹介しましたが、やはり値段が高いものには、それなりの理由があります。間違いなく安価なものより質が高いですし、味に関してもアップグレードしたものに間違い無いでしょう。
カリスマ養蜂家がていねいに採蜜した高品質な国産はちみつ
1〜2年の長い時間をかけて採蜜される、貴重な味わいの希少はちみつです。採蜜するのは蜂研究科家でカリスマ養蜂家でも名が通る、富永朝和氏。蜜蜂にストレスを与えないよう、愛情を込めた採蜜には、職人の技術がつまっています。四季折々のさまざまな蜜が原料となるので、独特なコクと風味が楽しめる国産純粋はちみつとなっています。
まとめ
店頭に出回っているリーズナブルなはちみつは外国産が多く、コストを抑えて出荷量を安定させるために加熱したり、添加物を加えたものがほとんどです。対して日本は蜜源が少なく、国産はちみつ自体が希少なものになっているため、外国産のはちみつと比べると少々値がはるかもしれません。ですがその分、採蜜や製法にこだわりや愛情が込められています。ぜひ、国産はちみつの味を試してみてください。
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