実は、サゴ虫は食べれるんです!
「サゴ虫はどんな味がするんだろう、美味しいのかな?」
「サゴ虫は栄養あるのかな?」
「サゴ虫を食べてみたいけど、どこで売っているのか分からない」
と言う疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、サゴ虫についてのお悩みを解決します。
具体的には
・サゴ虫について
・サゴ虫の味
・サゴ虫の栄養
・サゴ虫のおすすめ商品(ネット通販で買える)
の順番でご紹介していきます!3分くらいですぐ読めますから、まずはご一読を!
サゴ虫とは
サゴ虫とは、「ヤシオオオサゾウムシ」の幼虫で、サゴ椰子を枯らしてしまうことから、「サゴ虫」と呼ばれています。主に東南アジアとオセアニアの熱帯域に分布するゾウムシの幼虫で、椰子類を枯らしてしまうことから、害虫として知られています。
日本では西日本、ヨーロッパ、中東等にも外来種として流入してきており、各国で警戒されています。1998年には宮崎県に置いて、ヤシ科のカナリーヤシが被害にあったとの報告がありました。
出典:「宮崎県におけるオオオサゾウムシの発生について」http://9byochu.sakura.ne.jp/pdf46/46ronbun30.pdf
サゴ虫は、他の幼虫と同様に足がなく太い芋虫のような容姿をしています。
そもそも、サゴ椰子(やし)と呼ばれる椰子の木は、東南アジア島嶼部やオセアニア島嶼部の低湿地に自生していて、パプアニューギニアでは、サゴ椰子のデンプンを主食としている人が数多くいるそうです。また、ブルネイや東マレーシアなどでは、サゴ椰子のデンプンに水を加え、その後にて作る「アンブヤット」が主食として食べられています。
それほど、多くのデンプンを取れるサゴ椰子に住み着き、栄養をもらうことで大きく成長していき、5cm程の大きさまで成長していきます。
倒木したサゴ椰子を放置し、そこに住み着いたサゴ虫を採取して、生または加熱して食用として食べられています。サゴ椰子からの植物性の栄養の他に、サゴ虫から摂れる動物性タンパク質が現地の人の貴重な食料となっています。
市場でも日常的に売られているそうです。マレーシアでは、サゴ虫が養殖されるほどで、現地の人にとっては虫が非常に需要があることが分かります。
サゴ虫の味は美味しい?どんな味がするの?
サゴ虫はが食用としてパプアニューギニア等の国で食べられていることが分かりましたが次は、味について気になりますよね。
サゴ虫は、サゴヤシがない多くの地域でも美味な食材として、珍重されています。
サゴ虫が生息する地域の原住民は、サゴ虫を生きているまま、生で食べることが多いんだとか。頭を歯で噛み潰してから、一口で飲み込んで食べます。
もしサゴ虫に微生物がついていたのにも関わらず、生食した場合危険ですので、食べる際はしっかりと加熱調理をしてから食べるようにしましょう。
肝心の味についてですが、サゴ虫の味は
「クリーミーな味わいで、身がプリプリ」なんだとか!
非常にジューシーで、カブトムシの幼虫くらい大きさがありますから、食べ応えも申し分なしです。
以前、クレイジャーニーと番組に出ていた、昆虫愛好家の愛さんもサゴ虫は美味しいと評価していました。
サゴ虫の食べ方としては、串焼き・蒸し焼き・ソテー・油炒めなど数々の調理方法が存在します。
出典:「サゴムシ」http://www.sagopalm.jp/Sago%20PDF/Vol.13(2),35-47.pdf
サゴ虫の栄養価は高い?
昆虫食は近年、栄養価が豊富な次世代を担う食材として、注目を集めていますが、サゴ虫にはどのような栄養があるのでしょうか。
サゴ虫の栄養価は非常に高いです。タンパク質が豊富で、東南アジアの人たちは、こぞって食べるほど重要な栄養源として重宝されています。
また、脂肪分が非常に多く、食べた時に甘いようなクリーミーな味わいがするのはこの脂肪のせいでしょう。スリナム共和国では、サゴ虫の脂肪からバターを作るほどで、いかにサゴ虫の脂肪含有量が多いか分かるでしょう。
アミノ酸では、「スレオニン」という必須アミノ酸が多く含まれていて、この栄養素は肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぎ脂肪肝を予防してくれたり、肝機能をサポートしてくれる機能があります。
また、その他ミネラルでは、鉛や鉄を多く含んでいます。鉄には体内に酸素を運んでくれる重要な機能があります。亜鉛は、味覚を感じる細胞に関与していて、味覚を正常に保ってくれることに関与しています。
ビタミン類では、「チアミン」「リボフラビン」が多く含まれていると言われています。チアミンはブドウ糖をエネルギーに変換する機能を果たしています。リボフラビンは、「発育のビタミン」と呼ばれ、発育促進に重要な効果を担っていることや、皮膚や髪などの細胞の再生に効果があります。
サゴ虫人気おすすめ
タンパク質とミネラルが豊富!
食糧危機を救うとして近年注目を集めている昆虫食。世界では多くの人が食用として食べています。
塩だけで味付けしていますから、サゴ虫の甘さを味わう事ができます。加熱処理していますから、安心してお召し上がり頂けます。
まとめ:サゴ虫の味はクリーミーで美味しい
今回は、サゴ虫について解説しました。
サゴ虫は見かけはカブトムシの幼虫のように大きく、イモムシのような容姿をしています。世界では多くの国で貴重な動物性タンパク質源として珍重されている事が分かりましたね。
味はクリーミーでプリプリしていて美味しいとの評価です。東南アジアに行った際に、現地の市場では売られている可能性が高いですから、行った時に食べてみるのも面白いかもしれませんね。
ただ、生で食べるのは寄生虫等あまり衛生的にはよろしく無い場合、危険ですから加熱処理されているサゴ虫を食べるのが無難では無いでしょうか。
今後とも昆虫食を追って行きたいたいと思います。
コメント