ブラックバスは美味しいと言うことを知っていましたか?
世間一般の印象は「生臭い」「あまり美味しくない」ですが、本当にそうなのでしょうか。
この記事では、食用ブラックバスについての疑問を解決します。
3分程で読めますから、まずはご一読を!
ブラックバスとは
ブラックバスとは、スズキ目・サンフィッシュ科の淡水魚のうち、オオクチバス属に属する魚の名称の事を言います。ですから、魚特定の名前をブラックバスとい呼んでいる訳ではありません。
皆さんが「ブラックバス」と呼んでいる、特定の魚や魚のグループは存在しないという事です。
元々は、「コクチバス」という魚の稚魚期の体が黒いことから、ブラックバスと呼ばれていました。日本においては、コクチバスではなく、知名度の高さや個体数、分布の多さから「オオクチバス」を指す場合が多く、日本でブラックバスと呼んでいる魚は、このオオクチバスであることが多いと言えます。
全てのブラックバスが自然に存在する、分布を見てみると、主に北米大陸に存在しています。ミシシッピ川やフロリダ半島などに多く生存しています。
ブラックバスは非常に肉食性が高く、他の種類の魚や昆虫、カエルなどを捕食します。
また、食用として食べることができますが、生食は寄生虫による危険性がありますから、加熱処理をしてから食べるように推奨されています。寄生虫がついた魚を食べることで感染してしまう「顎口昆虫病」という感染症がありますから、しっかりと加熱処理してから、食べる事を心がけ下さい。
食用のブラックバスは販売されてる?【結論、通販では買えない】
まず、ブラックバスは通販では買うことができません。何故ならブラックバスは外来生物法により、持ち運ぶことが原則禁止されているからです。
学術研究や教育の為の飼育は良いとされていますが、それ以外に関しては法律で禁止さていますから、販売していた場合最悪のケースは捕まる可能性があるのではないでしょうか。また、都道府県によっては、法例によってキャッチアンドリリースも禁止している場合がありますから気をつけましょう。
ただし、殺した上で持ち帰る場合や駆除する場合は外来生物法に触れないので、もし家で食べたい場合や持ち帰りたい場合は、殺してから持ち帰るようにしましょう。
こちらの法律は
この法律の目的は、特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止し、生物の多様性の確保、人の生命・身体の保護、農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、国民生活の安定向上に資することです。
そのために、問題を引き起こす海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行うこととしています。出典:環境省HP
が目的となっており、一般の人がもし捕まえても家に持って帰ることは原則禁止となっています。その場ですぐに放す「キャッチアンドリリース」については規制の対象にはなりません。ただし、地方自治体で、キャッチアンドリリースも禁止されている場合もありますから、しっかりとHPを確認しましょう。
釣りに行った時は、ブラックバスを釣ってから生きたまま家に持ち帰らないように気をつけましょう。
詳しい情報については、環境省のホームページを確認して、法を犯すことがないようにしましょう。
ブラックバスは海外から輸入していた?
ブラックバスは、本来日本古来から存在している魚ではありません。主に北米大陸から、1925年に実業家の赤星鉄馬という人がアメリカのカリフォルニアから持ち帰ったと言われています。「オオクチバス」「コクチバス」「フロリダバス」の3種類です。これらの三種類の魚は、外来種に登録されています。
輸入した理由としては、現地では食用として扱われていましたから、食用目的で輸入しようという試みがあったからです。釣り対象や食用対象として、簡単に養殖しやすい魚だったので箱根の湖に最初に放流した訳ですが、様々な要因から今では全国各地に繁殖し、生体系を壊す原因にもなっています。
オオクチバスは世界の侵略的外来種ワースト100に、オオクチバスとコクチバスは日本の侵略的外来種ワースト100に認定されています。
したがって、2005年「外来生物法」を環境省が施行し、オオクチバスとコクチバスの輸入、運搬、飼養、移植を原則禁止にしました。外来種被害防止法などとも呼ばれています。
オオクチバスは世界的に猛威を振るっている魚であり、イギリスや韓国では、生体の持ち込みが禁止されています。
琵琶湖でブラックバス食べれます
ブラックバスは美味しくないという声を世間一般で聞きますが、実際には美味しいのでしょうか。なんと、琵琶湖でブラックバスを食べることができるお店が存在しました。
それは、滋賀県琵琶湖博物館内にある「にほのうみ」というレストランです。博物館内ですが、オープンテラス風のおしゃれな作りになっています。博物館内ですが食事だけでしたら、入館料はかかりません。
こちらでは、天丼としてブラックバスを食べることできます。ブラックバスの天丼は930円で味噌汁と香の物付き。かぼちゃとナスの天ぷらも入っています。
皆さんがきになるのは、ブラックバスの味ですよね。ブラックバスは、臭みがあって美味しくないという印象が世間一般に認知されていますが、実はそんなことはありません。
臭みがあるのは、皮の部分であって身の部分は他の白身魚となんら変わりありません。淡白であっさりとした味であり、美味しいという感想が非常に多いです。スズキやヒラメに近いとの意見もありますから、非常に美味しいと言えます。
臭くて食べれないと言う人もいて賛否両論がありますが、しっかりと内臓をとって、ウロコをとり、下処理をすれば、美味しく食べることが可能でしょう。
また、ブラックバスは特に腹部の浮き袋の付け根のところにある脂肪に臭みがあると言われているので、この部分をしっかりととれば臭みを抑えることができます。
濃い味付けをするのではなく、フライやムニエルなどシンプルな味付けをすれば、美味しく食べることができます。
琵琶湖に行った際には、ブラックバスの天丼を食べたいところですね。
アメリカでブラックバスがよく食べられている?
日本では、泥臭いというイメージがついているブラックバスですが、アメリカでは普通に食べられています。日本ではキャッチアンドリリースが一般的ですが、アメリカにおいては、ブラックバスはゲームフィッシュであり、食料調達つまり食用としての側面と、趣味の二つの側面があると言えます。
フライにしてフィッシュ&チップスにしたり、ムニエル、バター焼きにして食べるのが一般的だそうです。地域によっては、ブルーギルやグッピーといった日本ではあまり馴染みのない魚も食べるんだとか。
非常に美味しそうですね。
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まとめ:ブラックバスは実は美味しい
今回は、食用のブラックバスについての記事を書きました。世間一般のブラックバスの印象としては、「生臭くてあまり美味しくない」と言えますが、実は皮を剥ぐなどの下処理をしっかりと行えば、臭みを抑えることができ他の白身魚と同じように美味しく食べることができます。
ブラックバスは、外来生物法において、運搬や飼育等が禁止されていますから、家に持ってける際にはしっかりと殺処理をしてから持ち帰るようにしましょう。様々な自治体で駆除に関する案内がありますから、詳しい内容については環境省のHPと、各自治体のHPを確認するようにしましょう。
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