食用ウシガエルは世界各国で、ポピュラーな食材として扱われているのを知っていましたか?
「食用ウシガエルはどんな味がするんだろう、美味しいのかな」
「食用ウシガエルの他にどんなカエルが食用で食べれるんだろう」
など食用ウシガエルについての悩みを解説します。まずはご一読を!
食用ウシガエルとは
食用ガエルとは一般的にウシガエルのことを指します。
現在日本においてカエルを食用とする文化は一般的にはありません。もともと、1900年代にアメリカから食用としてウシガエルが輸入され、全国各地で繁栄するようになりました。
しかし、日本ではウシガエルが食用としては日本の食文化に定着しませんでした。
沖縄では、「ナミエガエル」が食用として食べられる習慣がありましたが、現在は天然記念物に指定されているので、現在は食用として食べられていません。
ウシガエルの繁殖期は6~8月。全長は10~20cmと大型で、主に沼や川、湖、水田などに生息します。子供の頃、川でカエル取りをして遊んだ時に、でっかいウシガエルを見つけたことがある人もいるのではないでしょうか。それがウシガエルです。
日本以外にも世界各国で食用ガエルは食べられており、ウシガエル以外には「ヨーロッパトノサマガエル」「トラフガエル」「ヌマガエル」などがよく食べられています。東南アジアの国々では、食用として小型の「ヌマガエル」「カニクイガエル」などが食用として食べられています。
中国の南部や台湾では、トラフガエルなどの小型のカエルを炒め、スープなどにして食べられることが多いです。
また、韓国では日本から食用としてウシガエルを輸入したが、逃げ出して野生化し、生態系を壊す原因として、問題となってます。
ヒキガエルは食用で食べれる?【マジで危険】
ヒキガエルとウシガエルと言われても、正直違いが分かりませんが、まず気をつけて頂きたいことは、ヒキガエルは皮膚に有毒物質を含んでいるため、大型でありながら食用としては利用できないということです。ガマガエルとも呼ばれています。
ヒキガエルは、中南米が原産で茶色く大きな体をしています。ヒキガエルやオオヒキガエルといった種類のカエルは、背中にコブのような膨らみを持っていて、そこから白い毒液を分泌します。これは「ブフォトキシン」といい、科学的にはステロイドの誘導体、薬理学的には微量なら強心剤、多量なら心臓毒・呼吸中枢抑制毒として働きます。
調理して食べても、毒の苦味がわかるほど神経系の毒を持っていて苦いそうですから、良い子の皆さんは絶対にヒキガエル類は食べないようにしましょう。
韓国では、ウシガエルと間違えてヒキガエルを食べ、死んでしまったケースがありますから、海外に行った際に危なそうなお店でむやみにカエルを食べるのは避けて頂きたいところです。
食用ウシガエルと他のカエルの違いは?【他にはどんなカエルが食べれる?】
フランス語で、食用ガエルは「グルヌイユ」と言われ、フランスでは「ヨーロッパトノサマガエル」が主に食用として食べられています。
ウシガエルに比べたら小型で、オスは6~11cm、メスは5~9cmと言われています。主にヨーロッパ東部と中部に分布しています。
カエルはもも肉だけが食用として食べられ、フランスではスーパー、または魚屋さんで買うことができます。日本ではスーパーでカエルが売ってたらびっくり仰天ですよね。
ほとんどは、カエルのもも肉が太い串に刺さった状態で市場に出回り、高級レストランでもメニューにあることもあるそうで、決して安い食材とは言えません。食文化の違いが分かりますね。
食用ウシガエルは美味しい?【どんな味がする?】
ウシガエルと聞いてあまり美味しそうな印象は無いかもしれませんが、食用ウシガエルは、淡白な味で鶏肉に似ています。
肉質は少し硬めで、脂っぽくはありません。鶏肉と魚の中間のような食感をしています。鶏のササミ肉に似ているとも言えます。
カエルは生だと寄生虫の危険性がありますから、必ず加熱調理してから食べることをおすすめします。
こちらは、釣り系ユーチューバーとして有名な「気まぐれクック」が、食用ガエルを煮込んで調理している動画です。朝から、カエルを使って料理を作るとはなんともパワフルですね。
食用ガエル人気おすすめ3選
パーティにカエルはいかが?
こちらはベトナム産カエルの脚、一キロパックです。冷凍されて発送されます。
ベトナム料理や、中華料理で使われる非常にポピュラーな食材です。唐揚げにすれば、簡単に美味しいカエル料理を食べることができます。パーティでも盛り上がること間違い無いでしょう。
本場のフランス産のグルヌイユ!
本場フランス産のグルユイヌを使って、フランス料理が日本でも味わうことができます。
唐揚げにしてもよし、ガーリックバターで炒めてもよし、フランスの高級食材をお楽しみください。
鶏肉の代わりにカエルで!
こちらは台湾産の食用ガエルです。カエルは白く、鶏肉に似たような淡白な味が特徴的です。
唐揚げにしてもよし、中華料理にしてもよし、炒め物やバーベキューにしてもよしと鶏肉と同じような使い方をすることができます。
まとめ:食用ウシガエルは世界で食べられている。
今回は、食用ウシガエルに関しての記事を書きました。
まず、食用ガエルと言われたら一番ポピュラーなのが、ウシガエルで東南アジアや中国、ベトナム等でも食べられています。
一方で、ヒキガエルは毒を持っていて非常に危険ですから、食用として食べるのは絶対にやめましょう。
フランスでは高級食材として食べらており、味は鶏肉と魚の中間で淡白な味と言うことができます。カエルと思って食べたら美味しいと思う人が多いのでは無いでしょうか。
ネット通販でも買えますし、都内でも数店舗カエルを提供しているお店がありますから、気になった人は自分の足を運んで食用ウシガエルの味を確かめてみて頂きたいと思います。
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